我が道をゆく!!
これが恋心というのなら、あたしにはやっぱり、向いてない。
でも、それを知ってるくせに止められない。
「先輩、ありがとうございます!あたし、、、」
「はい、ストップ」
え?
「斉藤がどんな選択をするのか、楽しみにしてるよ…よく考えて」
そう言って、前田先輩はまた階段を上がって行った。
そっか、まだ時間があるもんね。
よく考えて、見て、聴いて、心を傾けて行けばいいんだ。
…あたしのスピードで。