我が道をゆく!!
手のひらに一粒だけ落ちた、ビッケ君の涙を見ながら、やっぱり綺麗だなぁと自然に微笑むあたし。
…そういえば、あたしはいつまでここに座っているつもりだったんだろう?
「練習戻らなきゃ、、、」
まだいくらかふらつく足を、なんとか床につけて、力を込める。
無理できないほど体調が悪いわけでは無さそうだし、、、
「よゆーだし、、、っ!」
あたし自身に言い聞かせ、いよいよ明るい廊下に踏み出そうとしたときだった…