我が道をゆく!!
「知ってたけどな…」
ため息と一緒に吐き出した先輩の言葉に、あたしは少し悲しくなった。
「でも、今は違いますから」
「それも知ってるけどな」
ニヤリと笑って先輩は、握った手にぎゅっと力を込めた。
そのあと、ゆっくり街を歩きながら、合宿後のことを話し合った。
結論は、、、
「新人戦が終わるまでは、秘密にすること」
終わったら、絶対オープンにするからな、と先輩は宣言してたけど。
それまでは、2人ともちゃんと部活に集中できるようにしようと、納得した。