我が道をゆく!!



ガバッと立ち上がったあたしは、もう半分もいないクラスを見て驚愕した。

「梨子は?」

「起きないから先に行くって」

「そんなぁぁぁ…」


急いでバッシュとカバンと食べ損ねたお弁当を持って、体育館に走った。


「いってらっしゃい」


そう、爽やかに手を振る馬野君を背に。

「行ってきます!」

と、自慢の大声で答えながら。



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