我が道をゆく!!
「先輩!?」
気づかないうちに、相手チームのレフェリータイムで一度ベンチに下がってきていたのだった。
「あの3人組、もしかして同中か」
「あ、、、いや」
「うそつくなよ」
「…………はい」
藤沢先輩は、滅多に周りに見せない笑顔で、3人を見た。
その瞬間、3人の目が明らかにハートになったのがわかって、つい笑えてしまった。
「それでいい」
…え?
「お前は、今のお前は、笑ってろ」
「先輩、、、」
…そもそも俺がネタ以外の何であんなやつらに笑顔振りまくんだよ、すべるだろ───
なんて、また笑わされた。