我が道をゆく!!
「あたし、驚いて…バスケ部だったんだから、高校で続けてても不思議じゃないのに、おかしいですね…ありがとうございました」
…もう、大丈夫。
「お前の、そーゆうとこ、最初から好きだったわ」
「はっ?!」
なにが最初からだ?
という疑問を抱いた瞬間、藤沢先輩の手のひらが、あたしの頭に置かれた。
「身長の自慢なら聞きませんけど」
…意地をはっても無駄。
この人には、かなわないんだから。
そのまま指であたしの髪をすいて、先輩はコートに戻って行った。