我が道をゆく!!
真っ赤になるあたしを面白がるように、いつの間にかあたしの腰に回した腕をさらに強くしめた。
「とりあえずここにいるみんなに言っておく。こいつ、正式に俺のだから」
「あたしはものかっ!」
ついつい突っ込みを入れてしまうあたしは、本当に馬鹿だと思う。
墓穴を掘ることに変わりはないのだから。
「カ・ノ・ジョ?」
「うるさいっ!」
「カーノジョ」
「うるさいうるさいうるさいっ」
…そう、こんな風に。