我が道をゆく!!
この人と、過去と、あたしの心の奥に沈めたひきだしと、、、
そろそろ決別しなければ。
「翔兄さん」
…期待に満ちた、あの頃と変わらない目。
…浅葱は俺のモノだと、今すぐにでも言い出しそうな口。
…すべて都合よく解釈して脳に音を届けそうな耳。
「あたしの好きな人はね」
ここにいる。
あたしを見守ってくれる。
「藤沢先輩、、、この人だよ。翔兄さんじゃない」
「浅葱ちゃん?」
「まさかって思ってるでしょ?あたしが好きなのは翔兄さんのはずだって」