我が道をゆく!!
「そもそもね、中学の頃だって、あたしは翔兄さんのこと好きなんかじゃなかったの。付き合ってもいなかった」
「浅葱ちゃん、それは、、、」
「これ以上こいつに言わせる気か」
…藤沢先輩、、、
「てめえの妄想で、まだ浅葱を苦しませる気かって聞いてんだよ!!!」
さっきよりも低くて、怖くて、奮えてしまいそうなくらいの声。
それは、あたしを守ってくれる声。
息を呑む翔兄さんと同級生たち。
いつの間にかあたし達を囲んでいた、バスケ部員達。