我が道をゆく!!



先輩の頬に触れていた方の手を、がっちりとつかまれて



ベッドに座っていてもあたしと互角の高さにある顔を見れば、

さっきの笑顔はどうした、と突っ込みたくなる程の意地悪い笑顔を見せられた。



「離してください。」

「嫌だね、こんなチャンス滅多にないだろ」

「どんなチャンスですか!」

「浅葱に触れられるチャンス。いつも近づこうとするだけでウザイ女共に遮られる」

「あたしはそれで結構ですが」

「俺はそれじゃ嫌だから」





何、この

ああいえばこういう……



コントか!




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