我が道をゆく!!



なんだ、こいつ。

俺と目が合ってんのに、
そらさねぇし赤くもならない。



じっとこっちを見ている。



俺のほうが、我慢ならんわ…

ゆっくりと、目をそらして、前を見た。

少ししてから、ちらりとそいつの方を見ると、
そいつは何事も無かったかのように校長の方を見ていた。



「なんだ、あいつ」

俺の呟きは、この広い体育館に響く事もなく、ただ俺の心にこだました……




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