七色パンダ
毎晩『パンダパンダ、私の心に咲かそうか。一粒の星のくず、私の心に灯そうか。』と願い続けました。




どれくらいの月日が経ったことでしょう。





その日はとても素敵な満月で、見ているとすいこまれそうななぐらいの満天の星空。



「こんな空、みたことないや…。」





そして空に向かって話し始めました。





「みんな見ていてくれるんだね。これからも私、毎日お空を見るよ。いっぱいいっぱいお話するからね。」



そして



『パンダパンダ、私の心に咲かそうか。一粒の星のくず、私の心に灯そうか。』




そう願い眠りにつきました。
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