Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]
「…綾乃ちゃん?」
あたしは話を聞いているうちにいつの間にか涙を流していた。
だって…
だって本当によかった。
本当に好きな人と結ばれて。
「…うぅ…(ノд<。)゜。」
「…すいません。こいつ感受性が豊かなものですから」
「いえ(苦笑) 彼もこの話を聞いたら嬉しくてもらい泣きしてしまいますわ。綾乃ちゃんが涙してくれたことに」
「いやそれにしてもアンビリ●バボーとか仰天ニュ●スなんかで取り上げられそうな素敵なエピソードですね」
「もうっ…侑兄ってば何バカなこと言ってんのよ!」
「うふふ。そうね。今度投稿してみようかしら」
「もうっ…麻由さんまでっ……うぅ(ノд<。)゜。」
「まだ泣くのか綾乃は。そんなに泣き虫だったら自分の子供ができたときどうするんだ? いっしょに泣くのか? ん?」
「も゙ゔっ…侑゙兄゙のばがっ」
「ほらほら鼻水出てんぞ。ティッシュやるから。チーンしろ、チーン」
侑兄がティッシュを渡してくれる。
受け取って鼻をかんだ。
チーン(>_<)
「ふふっ…何だか侑介さん3人目のお子さんがいるみたいね(笑)」
「ほんと、こいつがいちばん手がかかりますよ(笑)」
「「あはははは(´∀`)」」
2人はあたしが泣いているそばで笑い合っていた。