Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]
「何だよ、そのエロい下着。さくらんぼ柄からずいぶん成長したじゃん」
低い声でささやきながら、ツーッと首筋から鎖骨まで指先を這わせる。
「…っ…」
ゾクリとした感触に思わず首をのけ反らせると、首元に何かやわらかいモノが触れた。
「ひあっ(*_*) …やだっ」
瞬時にそれが福嶋くんの唇だと把握するなり、無駄な抵抗を試みて福嶋くんの身体を力いっぱい押すけど、やっぱり男の人の力にはどうあっても敵わない。
いとも簡単に身動きできないよう壁に両手を押さえつけられる。
「ふふふ福嶋くんっ…ちょっ…やだ…何考えてんのっ…カメラの真下だよ///」
「好都合じゃん」
涼しい顔で言ってのけると、まるでバンザイさせるかのように片手であたしの両手を頭の上で拘束する。
「こっ…好都合って何……わっ…っぷ(*_*)」
いきなり顔の表面を湿った布が下から上へと滑っていったかと思うと、
べちゃっと何か大量に水を含んだモノが足元に落ちた音がした。
「…ふぇっ!?」
まさかと思って足元に目を落とすと、そこには案の定今まで着ていたはずのチュニックワンピが!!!!
ままま待って、
ここここれが足元に落ちてるってことは、今のあたしの恰好はどうなってるの――?