Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]
「3年ぶりに見るな。お前の裸同然の恰好」
ニヤリと口の端をあげる福嶋くん。
は、ははは裸同然!?
福嶋くんの言葉に恐る恐る自分の身体に視線を向ける。
「!!!?」
嘘でしょ――!?
さっきまで足元に注目していたせいか、視界にしっかりと映り込んでいた自分のあられもない姿に今頃になって気がついて羞恥心が一気に頂点に達した。
「…っきゃあああああああ(*_*)」
ううう嘘でしょ、嘘でしょ、嘘でしょ――!?
誰か嘘だと言って――…(@_@)
これ以上、自分の下着姿を晒したくなくて思わずしゃがみ込もうとしたけど福嶋くんがそれを許さなかった。
またしても壁に両手を押さえつけられる。
「や、やだっ…ははは離してっ…///」
「無理。せっかく面白いところなのに」
「お…面白いって(@_@)」
「ちょうどいい機会だし、社員旅行で悪い虫がつかないように全身にマーキングしといてやるよ」
「ぜっ…全身にマーキング!? …っひゃ(@_@)」
えりあし辺りに吸いつかれ、チクンと小さな痛みが走った。
「ちょっ…福嶋くん/// マ、マーキングって……っん……キス……っひゃ……マークをつけ……っん……るって意味…」
しゃべっている間も容赦なく肩や鎖骨、顎の下などに吸いつかれる。
そのたびに痛みを伴うから、きっとまた前みたいな鬱血の痕ができているんだろう。