Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]



胸に押し抱いたTシャツからほのかに福嶋くんの香水の匂いがする。



男の人の服を借りるって何となく気恥ずかしい。



だって普通、こういうシチュエーションって彼氏の部屋におおお泊まりしたときなんかによくあることだよね///






『今日泊まってけよ』



『えっ…でも…着替え持ってないし///』



『しょうがねぇな…ほら…俺の貸してやるよ』



〜的な///



それでもってその後必ず決まって…



『まぁ、すぐに脱がすけどな( ̄ー ̄)ニヤリ』



なんて言われたりなんかしちゃったりして///←マンガの見すぎ






キャーキャーキャー(*/ω\*)



そんなっ…すぐに脱がすだなんて…あたし今夜どーなっちゃうのっ///



睡眠時間はあるのっ?///



「何だ、まだ着替えてないのかよ? とろくさいな。実は露出狂か、おまえ」



「ふぇっ…(゚∇゚ ;)」



ろろろ露出狂!?



気づくと素肌にスタジャンを羽織った福嶋くんが白い目であたしを見ていた。



えっ…あれ? あたしったらまた妄想してた??



「…つか、さ――」



何やら意地悪な顔をして近づいてくる福嶋くん。



ななな何っ?



こういう顔するときって経験上、絶対に紳士的な言葉吐かないよね?



どんっ…



再び監視カメラの真下へと追い込まれる。



「そんなに裸のままでいたいんだったら露出して開放的になることよりももっと…」



福嶋くんがあたしの耳元に顔を寄せる。



「もっと気持ちよくなれるコト、教えてやろうか?」



「きっ…気持ちよくなれる、こと…?」



「安心しろよ。今日“例のモノ”持ってないから特別に寸止めにしといてやる」



「? …例のモノって?」





「●♂ピーッ♀●。」





「!!!?」







――ドガッ…







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