Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]



明日もし、本当に対峙したら…



凶器とか持ってたら…



背筋がぞくっとする。



……………怖い。



怖くて眠れない。






ふいに、無性に福嶋くんの声が聞きたくなった。



なぜだか分からないけど福嶋くんの声を聞けば安心して眠れそうな気がした。



携帯に手を伸ばす。



メールが来てから10分くらい経過したけど、きっとまだ起きてるよね――?





――PRRRRRR…





『…どした? こんな時間に』





4、5回コールした後に電話に出た福嶋くんの声はいつものぶっきらぼうな感じじゃなくて包み込んでくれるようにとても温かい。



こんな時間にって、それはこっちの台詞なのに。





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