Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]
――昨夜は飲み会があって、村瀬と西崎さんのことでむしゃくしゃしてたせいか久々に見境がなくなるほど飲んでしまった。
気づくと名前も知らない女と店を何軒かはしごしてて…
やがて最後に行った店が閉店になり、
『ねぇ…これからどうする?』
猫撫で声で甘えてくる行きずりの女とは自然とそういう空気になっていて、
俺たちは雰囲気に流されるままホテル街へと歩き出していた。
寄り添って歩きながら、我慢できないのか俺のはだけたシャツの胸元からしなやかな手を中へと滑り込ませてくる女。
『…ねぇキスして?』
蠱惑的な瞳で生温いキスはいらないとばかりに形のいい唇を誘うように半開きにする。
俺はその唇を中指でこじ開け、そのまま中指を滑り込ませ、咥内をまさぐった。
恍惚とした表情をしながら女の舌が俺の指をていねいに舐め上げる。
女の口の隙間からは卑猥な水音と甘い吐息が漏れていた。