Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]



その後も相変わらず福嶋くんは、容赦なくあたしをドキドキさせた。



ベッドの上でいきなり男らしく上着を脱ぎ捨てて、あたしの前で上半身裸になる。



「ちょっ…ちょっと/// 何脱いでんのよっ(*/ω\*)」



「何って…今の流れからいって“やること”なんか1つしかないだろ?」



「い…今の流れ?」



ってまさか…



福嶋くんはニヤリと笑って腰を浮かす。すっとあたしに手を伸ばした。



「やっ…ちょっ…待って。そんなっ…あたしっ…こ…心の準備がっ。そ…それにやっぱり…す…好きな人とじゃないと(>_<)」



とっさにクッションで顔を被ったものの一向に襲われる気配はない。



・・・・・・ってあれ?



何だか遠くのほうでガサガサ音がする。



近くで福嶋くんの気配がないことに気づいて恐る恐る顔からクッションをどけると、傍らには45リットルのゴミ袋と輪ゴムを持った福嶋くんが立っていて。





「シャワー浴びてぇから右腕にこれ巻きつけてくんねぇ?」





ゴミ袋と輪ゴムを手渡された。



「へっ? シャワー?」



「そっ。シャワー」



「・・・・・・」





――チーン(゚∇゚ ;)





「何妄想してんだか( ̄ー ̄)フッ」



「!!!? …もうっ!」



ぼすっ…



頭に血がのぼってクッションを投げつける。



「ばかっ、勘違いさせるようなこと言うからじゃない! もう知らないっ」






ほんっっと意地悪なんだから!






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