想い詩
【影と切なさと】
ただ、好きなだけ
見ているだけで
幸せだったんだ
少し低めの……
それでも、
僕より高いアルトで
いつも強がりな笑顔で
さりげない優しさがあって
そんな君が好きだった
出来る事なら、
君の隣にいる資格が
欲しかった
でも、
拒絶の言葉が怖くて
言えないまま
そんな弱い僕が悪いのに
君を独り占めしたくて
僕だけのモノにしたくて
つい、願ってしまったんだ
僕と君以外の世界の崩壊を
ねぇ……僕を見てよ
どうかその眼差しを、
僕にも向けて下さい
僕を……愛して下さい