強気なミオと優しいオミ
「カーノジョ♪
ねぇ、一人?」


私はとぼとぼと歩いていた。


「ねぇってば♪」


ポンっと肩を叩かれた。


「何?」


ただでさえ不機嫌なんだから、くだらないことで声かけないでよね!?


私は勢いよく振り返った。


「うわぁ…
めちゃくちゃ美人じゃん♪」


二人組の男。


スタイルはまぁまぁ、顔は徹以下だから興味もない!!


「何!?」


「そんな顔しないでよ♪
ねぇ、一人なんでしょ?」


「友達と一緒!!」


私はウォータースライダーに向かって歩きだした。


「えっ、でも今は一人だよね♪」


それでも二人組はしつこく話し掛けてきた。


「私はウォータースライダーに行くの!
邪魔しないでくれる!?」
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