強気なミオと優しいオミ
「ミオは俺と初めて会ったのは、入学式の翌日に隣同士になってからだと思ってる?」


「…うん。
違うの?」


入学式の次の日に、席が隣同士になったのが私達の出会いでしょ?


「実はさ…
入学式の日に、ミオが電車で見かけた男子生徒って…
俺なんだ。」


えっ!?


「そうだったの!?」


「そう。
ミオ顔覚えてないって言うからさ…
俺はちゃんと覚えてたのに。」


「ごめん…」


オミはニッコリと微笑んだ。


「ミオが電車に飛び込んできて、同じ学校の子だなって思ってたんだ。
実は俺も寝坊して…だからあの子も一緒だなって♪」


そうだったんだ。


「ミオの髪の毛ボサボサでさ、でもミオが軽く整えたら直ぐにサラサラになって…
綺麗だなって思ってた。」


は、恥ずかしー!!
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