強気なミオと優しいオミ
「で駅に着いたら直ぐに走り出して、しかも全然違う方向に♪
追いかけたんだけど、全然追いつかなくて…
途中で俺は正門に向かったんだ。」


「追いかけてくれたんだ!?
私、あの子は先に行ったんだと思って慌ててたんだよ?」


「だろうね♪
で、ホームルーム受けてたらさっきの子が入ってきて…それがミオだった。」


そっかぁ…


「じゃあ入学式より前に会ってたんだね♪」


「うん。
どんな子なのかなぁって気になって…
たまたまミオの隣が空いてたから、そこに座った。
…自己紹介の時は強烈だったなぁ♪」


「そう?」


「だって今まで『リオの弟で羨ましい』って言う人はいたけど、『美人が毎日見れて羨ましい』なんて初めてだったよ!?」


あはは…親父思考ですみません(笑)
< 150 / 201 >

この作品をシェア

pagetop