強気なミオと優しいオミ
「でも嬉しかったな。
姉さん強烈だからさ…
そんな風に言ってくれる人もいるんだなぁって。」


オミは恥ずかしそうに微笑んだ。


「それからだな。
ミオといると楽しくて嬉しくて…
俺はミオが好きだって思った。
生まれて初めての一目惚れだよ♪」


「…嬉しいけど、なんか恥ずかしいね♪」


思わず顔がニヤけた(笑)


「…これからもよろしくね?」


「こちらこそ♪」


私はオミの肩に頭を乗せた。


「これより文化祭の閉会式を行います。
一年の『ロミオとジュリエット』そろそろ戻ってらっしゃい♪」


スピーカーからリオさんの呼び出しが聞こえた。


それから大勢の笑い声も(笑)


「行こっか♪」


私達は手を握ったまま校庭に向かった。
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