強気なミオと優しいオミ
「良いのかなぁ?」


「良いから行けよ♪」


オミは徹に押されながら歩いていた。


私達は並んで壇上に上がった。


「ミオちゃーん♪」


「オミくんー♪」


何かのショーみたい(笑)


「おめでとう♪」


オミにはトロフィーが、私には副賞である学食の食券一ヶ月分が渡された。


「この文化祭で、晴れてお付き合いを始める事になった二人に大きな拍手を♪」


リ、リオさん!?


「おめでとー♪」


「ミオちゃん、お幸せにー♪」


結婚式じゃないんだから!!


「ちょっと、姉さん!?」


オミが慌てている。


「こうした方が良いのよ♪
皆知ってれば、一々囲まれなくて済むでしょ?」


それは、そうだけど…


さすがリオさん…いくらなんでも大胆過ぎます(笑)
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