強気なミオと優しいオミ
「痛い所はない?」


保健の先生が笑って言った。


「ないです。
全然大丈夫♪」


「…本当に大丈夫そうね♪
もう帰っても良いわよ。」


窓の外は真っ暗だった。


「もう7時!?」


私、3時間近く寝てたんだ…


「じゃあ帰るか?」


徹が早苗を見た。


「うん。
ミオちゃん、今日は早く寝てね?
じゃあ、また明日ね♪」


早苗達は揃って保健室を出て行った。


二人は文化祭が終わって、少し落ち着いた頃に付き合い始めた。


実は両思いだった二人は、付き合い出してもしばらくはモジモジしていたけど、今じゃすっかりラブラブ♪


「私も着替えて帰るわ。
じゃあね♪」


ユニフォームのままだった蜜柑が保健室を出て行った。
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