強気なミオと優しいオミ
それからキャンプファイヤーを一緒に見て、最優秀賞の喜びを皆で分かち合った。


ミオちゃんとオミ君は仲良さそうに話しているし、クラスの皆も楽しそうに笑っている。


徹君も最優秀賞を取った喜びで、さっきまでの憂鬱さは吹き飛んでしまった様だった。


「早苗、一緒に帰りましょ?」


文化祭の片付けは明日が本番。


ある程度終わった所で解散になった。


ミオちゃんとオミ君は早々と帰った様で、残っていた生徒も帰り支度を始めている。


「ええ、少し待ってね?」


私は帰り支度を整えて、蜜柑と学校を後にした。


「二人もようやく付き合いだしたし…
あとは早苗と徹君の事だけね♪」


蜜柑が優しく言った。
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