強気なミオと優しいオミ
何が聞こえる?


ミオちゃんの目が優しくそう言った。


私は…


「やっぱり徹君が…好き。」


いつも優しく話しかけてくれる。


ちゃんと目を見て、私の話を聞いてくれる。


文化祭の話し合いの日も、一緒に行ったプールも、夏休みの準備の時も、文化祭の日も…


「私、徹君にちゃんと気持ち伝えるわ…
それがたとえダメでも、言わないよりは幸せよね?」


私が言うと、ミオちゃんはニッコリと微笑んだ。


「うん♪
頑張れ、早苗!」


蜜柑も嬉しそうに笑っている。


「早苗ちゃん、俺も応援してるからね?」


オミ君が優しく目を細めた。


「ありがとう、皆。」


温かかった。


皆が居てくれる事、皆が応援してくれる事、皆が笑っていてくれること…


幸せで、温かくて、嬉しかった。


明日、徹君と話そう。


自分の気持ちをちゃんと伝えよう…
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