強気なミオと優しいオミ
「蜜柑すごいよね…
生徒会に部活に、勉強もやってさ。
っていうか、いつ勉強してるわけ??」


忙しい日々の中だったが、私の成績は落ちるどころか上がっていた。


「もしかして…リオさんに教えて貰ってるの?」


ミオが苦笑いを浮かべた。


「リオ先輩の指導はキツイって、ミオから散々聞いてるのよ?
そんな自殺行為はしません。」


私が言うと、ミオはやっぱりと言った感じで笑った。


「色んな事が充実してるから、自然と勉強もはかどってるんじゃないかしら?」


早苗が優しく微笑んだ。


確かに最近は勉強も前ほど苦じゃないし、授業も前以上に集中出来ている気がする。


これがリオ先輩が言っていた成長なのだろうか?


それにしたって…


「疲れるわ…」


私は頬杖をつきながら、疲れをため息と一緒に吐き出した。


「「お疲れ様♪」」


蜜柑と早苗が楽しそうに笑った。
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