強気なミオと優しいオミ
優しくて、大人で、知的で、情熱的で…それでいて妙に冷静な部分もある。
ふざけているかと思えば急に真剣になるし、楽しそうに笑っているかと思えば寂しそうに目を伏せている時もある。
私には全く予想が出来ない、一人の男性。
他の男子には感じない、妙なオーラが真辺先輩にはある。
「真辺先輩は、時々すごく大人に見えます…」
私は苦笑いを浮かべた。
「だろうね♪
俺本当なら大学一年だもん。」
真辺先輩が笑顔で言った。
「…え?」
じゃあ一歳差じゃなくて、三歳差…!?
「俺、こう見えても昔から体弱くてさ♪
初めは小学生の時に一年近く入院して、一年遅れで進級したんだ。
次は中三の時に入院して、また中三をやり直して…
高校は皆と二年遅れで入学して、最初はリオちゃんと同じ学年だったんだよ?
でも高校一年の時にまた入院しちゃってさ、更に一年留年してるんだよね。」
真辺先輩がサラッと言うので、私は妙に納得してしまった。
ふざけているかと思えば急に真剣になるし、楽しそうに笑っているかと思えば寂しそうに目を伏せている時もある。
私には全く予想が出来ない、一人の男性。
他の男子には感じない、妙なオーラが真辺先輩にはある。
「真辺先輩は、時々すごく大人に見えます…」
私は苦笑いを浮かべた。
「だろうね♪
俺本当なら大学一年だもん。」
真辺先輩が笑顔で言った。
「…え?」
じゃあ一歳差じゃなくて、三歳差…!?
「俺、こう見えても昔から体弱くてさ♪
初めは小学生の時に一年近く入院して、一年遅れで進級したんだ。
次は中三の時に入院して、また中三をやり直して…
高校は皆と二年遅れで入学して、最初はリオちゃんと同じ学年だったんだよ?
でも高校一年の時にまた入院しちゃってさ、更に一年留年してるんだよね。」
真辺先輩がサラッと言うので、私は妙に納得してしまった。