強気なミオと優しいオミ

「ミオちゃんってなんか良いよねー？
普通にしてれば綺麗な子なのに、すごく面白いんだもん♪」


昼休み、蜜柑と早苗と三人で学食でお昼を食べた。


最初は三人だったのに、気付けは周りにはクラスの女子が集まっていた。


「ふぉうかなぁー？」


私は口にいっぱいにご飯を頬張っていたから変な声になってしまった。


「そんなに口に入れて…」


蜜柑が呆れて笑った。


「土方良いなぁ…ハーレムじゃんかぁ♪」


気づけば、クラスの男子まで集まりだしてしまった。


「羨ましいでしょー？
ダメよ？
手を出しちゃぁ♪」


私はふざけて、隣にいた子の肩に腕を回して抱き寄せた。


「きゃー♪」


この子、喜んじゃったよ…


「良いなぁー♪
ミオちゃん私もー♪」


もう一方の隣の子がニコニコしながら寄り添ってきたから、私はその子も腕を回して抱き寄せた。