強気なミオと優しいオミ
「そう?
オミ何㎝?」


「俺は175㎝。」


「うわぁ、一緒だ!」


私とオミはマジマジとお互いを見比べた。


「うーん…でも、オミくんの方が少し大きいかな?」


蜜柑が首を傾げながら言った。


「ウソっ!
私の方が大きいでしょ!?」


「大きい方が良いんだ…」


蜜柑は呆れて笑ったけど、そりゃあ大きい方が良いに決まってる!


「ちょっと、背中合わせて!」


私はオミを後ろに向かせると、背中を合わせて頭をくっつけた。


何故かオミが離れようとするから、両手を掴んで捕まえた。


「逃げる気?」


「べっ、別に…違うけど…」


よしよし、大人しくなったな?
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