強気なミオと優しいオミ
「あっ、身長一緒だよ♪」


早苗が用紙を見比べながら言った。


「「ウソっ!?」」


私とオミは同時に叫んだ。


「同じかぁ…」


なんかちょっと悔しい。


私は早苗から用紙を受け取り、マジマジと眺めた。


オミは用紙を覗き込んでから盛大にため息をつくと、また机に突っ伏した。


「あーもぅ!
なんか食べに行くしかないよね!?」


私は用紙を机に叩き付けながら言った。


「そうね…私もお腹すいたし♪」


蜜柑は全員分の測定用紙を集め、教台の上に置きに行ってくれた。


「オミ君も行く?」


早苗が優しく微笑んだ。


「…行く。」


オミは机から顔だけ上げると、伏し目がちに答えた。


「じゃあ決まりー♪
行くよ!」


はー、お腹すいた!!
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