強気なミオと優しいオミ
「ミオ本当にすごかったもんね?」


蜜柑が呆れ気味に笑った。


「笑い事じゃないよ…
これじゃ落ち着けないよ。」


私はため息混じりに笑った。


「確かに落ち着かないなぁ。」


オミは、肩を掴んだままの私の手を見ながら苦笑いを浮かべた。


「あぁ、ごめんごめん。」


私は手を離して、オミの横に並んだ。


「部活かぁ…」


私が呟くと、三人は不思議そうに私を見つめた。


「部活やらないの?」


早苗が首を傾げながら言った。


「悩んでるんだよね…
正直、どの部活が良いのか分かんないんだもん。
蜜柑と早苗は決めた?」


私が言うと、二人はコクりと頷いた。
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