強気なミオと優しいオミ
蜜柑が呆れたようにため息をついた。


「だったらせめて、大人しくしてなさい?」


蜜柑の言葉に早苗がクスクスと笑った。


「オミー、暇ー!」


私は小声でオミに話し掛けながらオミの腕を突いたが、オミはフイッとそっぽを向いてしまった。


「オミってばー!」


それでもしつこく話し掛けたが、完全にシカト!!


さすがにカチーンと来たぞー?


こうなったら…


「…覚悟!」


秘技、ひじ崩し!


というか、ただ単に頬杖をついてる腕を倒すだけ。


「うわっ!?」


あらあら♪


思いのほか効果あったみたい(笑)


オミは慌てて体制を立て直した。


「ミーオー!?」
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