強気なミオと優しいオミ
オミが恨みを込めた目で睨んできた。


「えへっ♪」


私はニッコリ笑ってごまかしてみた。


「笑ってごまかすな!!」


やっぱり無理か(笑)


「だって、オミが無視するからでしょ!?」


逆ギレ作戦はどうだろう?


「ホームルーム中にふざけてる方が悪い!」


た、確かに…


「…負けた。」


オミの正論に立ち向かうには、しっかり勉強しなきゃダメみたい。


「反省しろよ?」


なんだかオミは得意気に笑ってるし。


「そこ!!
さっきからうるさいぞ!?」


ほらぁクラス委員に怒られちゃったじゃん…


「ごめーん♪
だって…暇なんだもん!」


ミオ開き直ったよ!?


…なんて小声で言ってるつもりだろうけど、全部聞こえてるからね!?


「じゃあ何か案出してよ…」


クラス委員がうなだれながら言った。


「そうだよ♪
ミオの提案なら皆なんでもやるよね?」


なんかクラスの雰囲気が変な方向に!?
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