強気なミオと優しいオミ
「ちょっと!!
クラス委員(男)!!」


私が叫ぶと、クラス中が笑った。


「俺(男)なの…?」


しまった!


名前…なんだっけ?


私は戸惑いながらオミを見つめた。


「徹だよ、安達徹。」


オミが笑いを堪えながら教えてくれた。


「(男)改め、徹!!
何でもいいけど、配役逆でしょ!?」


徹は困ったように笑いながら首を振った。


「だって何でもやるんでしょ?」


「だからぁ…
俺は何でもやるなんて言ってないぞ!?」


オミが不満そうに徹を睨みつけた。


「だーかーらー!
お前らはセットだろ!?
なら良いじゃねーか♪」


「「だからセットじゃない!!」」
< 57 / 201 >

この作品をシェア

pagetop