強気なミオと優しいオミ
私達が騒げば騒ぐほど、周りは楽しそうに笑った。
「大体『ロミオとジュリエット』って悲劇でしょ!?
断固反対!!」
「そんなの台本変えれば問題ないね♪」
私が何を言っても、徹は聞き入れる様子を見せない。
「もう諦めたら?
このままいけば多数決になるだろうけど、変更されることはないわよ?
だって2対全員よ?」
蜜柑が呆れて笑った。
…確かに。
「でもー…」
私はそれでも文句を言おうとしたが、蜜柑に制止された。
「諦めなさい?」
蜜柑の横で、早苗も頷いている。
「…何で俺がジュリエット…」
オミは呆然と繰り返している。
「私だってロミオなんて嫌だよ!?」
「ロミオは良いだろ?
男なんだから…」
「私は女!!」
机に突っ伏して落ち込んでいるオミに、『文化祭要項』と書かれたプリントを、丸めて投げつけた。
オミは落ち込みすぎて無反応。
はぁ…
私も落ち込む…
「大体『ロミオとジュリエット』って悲劇でしょ!?
断固反対!!」
「そんなの台本変えれば問題ないね♪」
私が何を言っても、徹は聞き入れる様子を見せない。
「もう諦めたら?
このままいけば多数決になるだろうけど、変更されることはないわよ?
だって2対全員よ?」
蜜柑が呆れて笑った。
…確かに。
「でもー…」
私はそれでも文句を言おうとしたが、蜜柑に制止された。
「諦めなさい?」
蜜柑の横で、早苗も頷いている。
「…何で俺がジュリエット…」
オミは呆然と繰り返している。
「私だってロミオなんて嫌だよ!?」
「ロミオは良いだろ?
男なんだから…」
「私は女!!」
机に突っ伏して落ち込んでいるオミに、『文化祭要項』と書かれたプリントを、丸めて投げつけた。
オミは落ち込みすぎて無反応。
はぁ…
私も落ち込む…