強気なミオと優しいオミ

夏休み

「やっぱりこうなったか…」


夏休み。


世間では皆楽しい日々を送っているというのに…


「仕方ないでしょ?
文化祭もだけど、体育祭も控えてるのよ?
文句言わずに働きなさい♪」


とかなんとか言う蜜柑は、バスケ部のユニフォームに身を包んでいる。


「蜜柑は遊んでるくせにー!!」


私がぶーぶーと文句を言うと、蜜柑は近くにあった新聞紙を丸めて私の頭を叩いた。


「私は部活でしょ!?」


「ご、ごめんなひゃい…」


い、痛い(T-T)


「まったく…
部活が終わったら手伝うから、それまでミオの事よろしくね?」


蜜柑は呆れながら、オミに軽く頭を下げた。


「なんでオミに言うのよー!?」
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