強気なミオと優しいオミ
「よし、じゃあ今日はここまで!
また来週もよろしくなー♪」


徹が言うと、皆ザワザワと片付け始めた。


「ミオちゃん、この後空いてる?」


早苗が困ったように笑いながら言った。


「空いてるよ♪
どこか寄ってく?」


私が言うと、どこからか現れた蜜柑がニヤリと笑った。


「作戦会議よ♪」


「作戦会議ぃ?」


私が聞き返すと、蜜柑は悪そうな笑顔のまま頷いた。


「…あの…その…」


早苗がモジモジと、恥ずかしそうに俯いた。


「なぁに?」


その仕種可愛いー♪


「…ありがとう。」


早苗が呟いた。


「何言ってんのこの子はぁ♪
もう、可愛い過ぎるでしょ!?」


私は思わず早苗を抱きしめた。
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