強気なミオと優しいオミ
私達は学校を出ると、いつものカフェに向かった。


「明日どうしよっか?」


蜜柑が言った。


「プールだもんね?
楽しみだなぁ♪」


私が言うと、蜜柑が呆れたように笑った。


「そうじゃなくて…
早苗と徹君の事でしょ?」


「あぁ…
そうだった。
でも…
早苗もなんで徹が良いの?」


私は頬杖をつきながら早苗を見つめた。


「ごめんね、ミオちゃん。」


早苗は困ったように笑った。


「とにかく!
明日は早苗と徹君を、より仲良くさせなきゃいけないのよ?
そのためのプールなんだから♪」


蜜柑がニヤリと笑った。


「どういう意味?」


「ミオは分かってないわね…
夏のプールは、男と女がより親しくなれる場所なのよ?
だから、早苗の水着姿で悩殺させるのよ♪」
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