強気なミオと優しいオミ
「でも、よくパスポートが手に入ったね?」


オミがくれたパスポートを見つめながら言った。


パスポート売場とは違い、入口の列の流れは順調そのもの♪


あと5分もすれば中に入れるはず。


「父親が会社から貰って来たのを思い出して。」


「ここのパスポート高いんだよ!?
タダで貰えるの?」


「…うん。」


オミ父…何者?


「まぁ、オミ君のおかげで市営プールからアクアランドに変わったんだから感謝しなきゃ♪」


蜜柑も早苗も徹も嬉しそう。


もちろん私も嬉しい♪


「だね!!
ありがと、オミ♪」


私が言うと、オミは恥ずかしそうに笑った。


それから5分もしないうちに私達は入場出来た。


男女別れて更衣室で着替えたら、念願のプールです♪
< 98 / 201 >

この作品をシェア

pagetop