いちごの恋~恋した相手は先生~
「沢渡~?どした?何かあったか?」
やだ…
涙もっと出るよ…
新垣先生の大きな手。
大好きな温かい手が…
私の肩に乗せられた。
そして、
ポンって
優しく 叩く。
「これやるから元気出せ・・・!」
新垣先生がポケットに手を入れて、
何かを取り出した。
「さっき、ペットボトルに付いてたからやるよ。お前の好きなくまだろ?」
先生が私の手のひらに乗せてくれたのは
大好きなキャラクターのストラップ。
知っててくれた。
私が好きなこと。
私にくれた。
彼女じゃなく
私に…くれた。
一生大事にするよ…
新垣先生…大好き。