完━あなたは、敵━<先生との恋・スピンオフ作品>

「またいつものカフェ?」



聞いてきた関谷さんにコクンと頷く。

「小村いっつもいるよなー?悩んだ時とか仕事する時とか……」


「家で1人だと中々出来なくて……」

家の近くにあるカフェをよく利用して仕事をしたりまったり休憩したりしている。


店内がガラス張りになっているから外から見れて、何回か関谷さんに見られていたみたい。


「あんまり無理するなよ、じゃ、お疲れ」



「お疲れさまです」


フッと笑って駐車場に歩いていく関谷さんの背中を見ながら、姑じゃなくて本当に良かったと思った。

姑だったら「無理してでも契約取れ」って言いそうだもん。



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