男子拒否症
下足室に来た2人を捕まえて質問攻め

「何で一緒なの?
 
 何かあった?」
「いや…
 別に何も…」
「何もじゃね~だろ!!

 コイツ、昨日の帰りに男達に襲われそうになってんの!
 泣いてたくせに何もは無いだろ!!」
「泣いてなんか!!

 でも、ありがとう…」

「ハァ…

 これで『ありがとう』言うの何回目!?
 もういいって言ったろ?」
「うん……」

てか、こいつ等普通に喋れてんじゃん

「お前の拒否症直ったの?」

唐突に聞く俺

「拒否症って何の?誰の?」
「誰のって姫のじゃん!
 男子拒否症」

「そんな大げさに言わなくていいよ…

 でも、ずっと引きずってる訳にもいかないしね。
 ゴメンね。ありがとう。

 悠も気にしなくていいよ…
 悠が悠じゃないみたいだもん」

笑って見せる姫

「姫、強くなったね(微笑)」

優しく笑う眞子

この2人の笑った顔が可愛く見えた


やっぱり俺…
…眞子の事が好きだ…


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