殺人ゲーム
咲は女の首すじに,ナイフを突き立てた。
飛び散る大量の血。
あんなに強気だった女が,ぁっさりとその場に倒れる。
倒れた女の元に,もぅ1人の女が駆け寄った。
『ゃだっ大丈夫?!しっかりしてょ!!ちょっとァンタ,何してくれてんの?!』
女は睨みつけてくる。
さすがにぁたしも腹がたち,ポケットからナイフを取り出して言った。
『そっちから吹っかけて来たくせに,ょくゅぅょねえ…大概にしとかなぃと,アンタもぉなじ目にぁゎせるょ!!』
女は悔しそうに歯を食いしばってぃたが,そのまま行ってしまった。

『咲,ゃったね!ぁんたスゴイょ!』
『……』
『咲?』
『…った』
『ぇ?』
『ぁたし,殺しちゃったょ!!』
咲の目からは大量ょ涙が流れてぃた。
『でも,しょぅがなぃじゃん。今のは正当防衛だょ…』
ぁたしは戸惑った。
さっきの咲は,少し楽しんでるょぅに見えたのに。
『ねぇ,ぁたしどうしたらぃぃの…?』
咲の涙は溢れ続ける…。
ぁたしは強く言った。
『そんなの…生き残るしかなぃじゃん』
『そ…だね そぅだょね…?は,ぁははは…』
ャバぃ。
咲がぉかしくなった。
でも,普通の女子高生だった咲が,人を殺してぉかしくなるのは当然なのかもしれなぃ。
『行こ…咲が悪ぃんじゃなぃから…』
ぁたしは咲の手を引いて,転がってぃる女の死体からとりあえず離れた。

『ぁたし,どぅすればぃぃの…』

『【4人目が失格となりました。残りは96名です】』

『ぃゃぁぁぁぁああ!!』
『咲?!』
咲が急に喚きだす。
そぅだ,今の報告は…咲が出した犠牲者。
『ぁたし,ホントに殺っ,殺しちゃったんだ…』
ガクガクと震える咲。
『咲っ‥,大丈夫だから』あたしは必死で咲を落ち着かせょぅとする。

『【5人目が失格となりました。残りは95名です】』

『もぅ嫌だょ…』
そのとき,遠くからぁたし達を呼ぶ声がした。
『綾芽ーっ!咲ーっ!』
『え,絵莉?!』
絵莉が走ってくる。
『綾芽…助けてっ』
絵莉は泣きじゃくってぃる。
『どうしたの,彰は?一緒じゃなぃの?』

ぁたしが聞くと,絵莉はとぎれとぎれに言った。
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