殺人ゲーム
『ケーサツ?そんなものが来るわけなぃでしょう。あなた達の親や世間の目は,ちゃんと麻痺させてありますから…。心配しなくても,逃げ道なんかぁりませんょ』
楽しそうに言うZOF。
『ぁんた,何者なの?!何が目的でこんなことすんの?!…彰を,返してょ……。』
一気に不満をぶちまけ,号泣する絵莉。
『目的…?まぁ,ぁなたが最後まで残ったら教えてぁげましょう。ぁ,また犠牲がでた…【23人目が失格となりました。残りは77名です】フフッ,ゲームを楽しもうじゃないですか…』

狂ってる…。
コイツ,人間じゃなぃょ。
ぁたしだけじゃなく,絵莉や千由もそう感じたと思う。

『逃げられなぃんだ…』
一筋の涙が千由の頬を伝ったとき。
ガラッ!
一気に倉庫が開けられた。
『こんなとこに3人も見つけた…。隠れるんなら,大声出したらダメなんじゃねぇの?』
そいっは知らない男子だった。
『俺さ,人殺してみたかったんだょねー』
そう言いながら,ゅっくりと…
『さて,誰からにしょぅかな…』
近づいてくる。
『順番の希望とか,ぁったりする…?はははっ』
うっすらと笑みを浮かべて。
『テキトーでぃぃゃ…』
その男が選んだのは
『初めまして♪バイバーイ』
…ぁたし。
ぁぁ,ぁたしはここで終わりなんだ。
みんなともお別れだね。
ナイフが高く掲げられ…
一気に振り下ろされる。
ぁたしは固く目を閉じた。
グサッ
『ぃゃぁああああ!!!』

……ぁれ?
痛くなぃ。
恐る恐る目を開けると,そこには胸の辺りが血まみれになった女の子が。
その子は…
ぁたしの代わりに刺されたのは……
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