殺人ゲーム
そして,放課後。
あたしは咲の傍に駆け寄って,言った。
『放課後になったあ♪』
『はいはい。じゃあ行きますか』
咲は呆れ顔だ。
あたしはニコニコしながら咲の横を歩く。
『どこ行く?』
『どこでもぃぃょお』
そう言いながら靴を履きかえようとしたとき,
『何コレ?』
不意に咲が言った。
『ん?』
咲の方を見ると,靴の中に一通の手紙が入っていた。
『なんだ〜ラブレターかあ?!』
あたしが冷やかすと,
『違う違う!今どきそんなベタな!‥にしても,変なの』
封筒には何も書かれていない。

『んー‥てァレ?ぁたしのにも入ってる‥』
ょくみると,自分の靴の中にも同じょぅな手紙が入っていた。
『マジぃ?一応開けてみょっか』
『そだね』
…この手紙こそが,悪夢の始まりだった。
そんなこと,ぁたし達はまだ知るはずもない…
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