君に恋した。
「はい!ありがとうございます。」

梶原は、走って保健室へと向かった。

(後でアタシも行こうっと。)

日向、人の事いえないジャン。

自分の体ボロボロのくせに。アタシの心配なんて…。
日向って、優しいな・・・。

カサ…。
物音がした。
「ん?」
回ってきたのは、小さなメモだった。

(なんだろう…?)

開けてみると、中には文字が書かれていた。

「え――――――?」

私は、声を上げそうになった。
グッと口を閉じる。
(嘘でしょ?)
紙に書かれていたのは…

〔梶原って、氷野の事LOVE☆らしいよ~♪(^ω^)〕

それって…、それって・・・、
やばいじゃん!!

今の時間は、保健の先生は備品の整理をしているらしいから…
保健室に居ない・・・。

つ…つまり??

梶原と、日向が

2人っきり―――って

事だよね…。

まさか、告ったりしないよね…

めっちゃ、心配。
何?なんでこんなに…日向の事考えてるの…?

友達として?
クラスメイトとして?
昨日遊んでくれたから?
仲良くしてくれたから?

梶原と2人っきりが駄目って…。

あ…。

まさ…かぁ?


私、
日向のことが

好き…なのかな?


あぁ…。
そうなんだ。

日向の事が、好きになってるんだ。


コレは、一時的な今だけの勘違いの恋??

それとも、これからずっとの
恋愛?
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