君に恋した。
「美奈ちゃん!」
「…ってば、おっそーい!!」
「ごっ、ごめんね…。」
「もぉっ、そんなんだから…はいじめられんのよ!」

ん…?
幼い頃の私と、少年?

あぁ、夢か。

誰だろう?
私、何回かその子の名前を呼んでるみたいだけど…
聞き取れない。

でも、この男の子どっかで見たことあるような…。

「美奈ちゃん。結婚してよ。」
「は?誰と?」
少年のいきなりのプロポーズ。


「僕、安曇と―――。」
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